2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
雨に濡れそぼつ 桜木の鮮やかな青葉に ふと顔を上げ 私は心を奪われる 葉脈を流れる生命の雫 無理もせず 怠りもせず 遺伝子の導きに従い 脈々とその生を営んでいる 自然の息吹を感じながら 私は素直さを取り戻す なぜ 人間は 汚れなきものを妬み 弱きものを…
瞼を閉じ しきりと寝返りを打ちながら 眠れぬ脳が 悶々と思いを巡らせる 今 自分が本当に信じているものは 何なんだろうと いったい 何を目指せば 私は自分の役目を果せるのだろう 失敗と挫折の繰り返しで 手段も行く先も見失い 途方に暮れている このままで…
土砂降りの雨に打たれながら 私は空を見上げていた ──お前も 泣きたい時があるのか? 灰色の町に降る 涙雨 私は雨に紛れて ただひとり 泣きとおした やがて雨は上がり 雲の切れ間から陽の光が射した 先に泣き止んだ空に 私の涙も ふと止まった ──散々泣いて …
半袖のシャツに腕をとおす やわらかな風が 二の腕を撫でて過ぎる もう こんな季節…… あれから 三度目の夏がやってくる この部屋で 鬱屈した時を過ごした 新たな目標は 日増しに形を失い 我が思考は 行き場を求めて彷徨う ああ このまとわりつく熱が 忌まわし…
なぜ あんなに頑張れたんだろう なぜ あんなに信じられたんだろう 何の保障もない未来に 夢を託せたあの頃 毎日がまぶしく輝いて 自信に満ちていた自分 夢が人の心を支え 信じる心が人を前へと向かわせる あの煌めきは 私の誇り もう一度 取り戻せるのなら …
過ぎたことに囚われていたら いつまでもそこから先に進めない 分かっていても この頭は この心は…… 簡単に生き方は変えられない 許すことも 忘れることも あまりに悔しすぎる 私を縛り付けているのは 私自身なのかもしれない もっと単純に生きられたなら も…
エコバッグを持参して 過剰包装された商品を購入する矛盾 自然の美しさを求めながら 足元のごみ屑には無頓着な矛盾 健康被害を謳いながら 煙草を作ることも 吸うこともやめない矛盾 世の中を便利にするための技術の進歩が 誰しもが適応できない複雑な世の中…
行き先も告げられぬ 人生という名の長い旅路 目の前に伸びるレールを行くのは 誰の意思か 与えられているのは 戻ることのできない片道切符 途中下車するのは自由 乗り遅れた時は そこで一休みするのもいい 遠くに目を凝らしてみれば 違った景色に気付くはず …
おめおめと 生き長らえている我が身 こんな自分がなぜ生かされている? 否応なしに後ろめたさが苛む 命の移植ができるなら 本当に生きたいと願う人に 惜しみなく提供するものを 犬死にだけは 絶対に嫌だ どうせなら 誇らしく逝きたいではないか