奏~かなでうた~詩

自作詩を書いています。自分の心と向き合いながら。紙の本も出しました。

生きたように人生は成る

人の心の内なる悪が
白日の下に晒されるとき
その心の内なる闇は
さらに深さを増し
その者を蝕んでゆくのか

心の歪みは目に見えない
どのように醜悪な色を
隠していようとも


人の心の善を信じ
人は人を受け入れる

どちらかが寄りかかる
そんな関係は成立しない
ましてや
善を信じる心を
喰らい尽くす輩(やから)など


この世界の比率は
善と悪との比率は
信と疑との比率は
真と欺との比率は
人の心の比率とは……


己に恥じない生き方をせよと
人はいずれのときにか
目に耳に刻む機会があろう
なれど
己が心に耳を傾けなければ
その言葉も 価値なく霧散するだけ 

人に恥じない人間
己に恥じない人間

善を貫くのは
苦しいことか
悪に心を売り払うのは
欲望への近道なのか
真っ当な生き方を
どうか軽視するな
手に入れたと同じ早さで
失うことになるだろうから

真っ当な生き方で
己を愛せる人間になれ